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斜めの家保存市民奔走 上越出身建築家設計 - 読売新聞オンライン

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 上越市出身の建築家・渡辺洋治(1923~83年)が設計し、市内に建てられた住宅「斜めの家」の保存と活用に向けた地元有志の取り組みが本格化している。「泊まって学べる名住宅」として貴重な建築物の魅力を後世に引き継ぐため、14日からはクラウドファンディングが始まった。

 渡辺は旧直江津市出身で、県立高田商工学校(現・県立上越総合技術高校)を卒業した。「近代建築の父」と呼ばれる仏建築家ル・コルビュジエの孫弟子にあたり、代表作には、「軍艦マンション」の異名で知られる第3スカイビル(東京都)や善導寺(糸魚川市)などがある。力強く特異な造形から「異端の建築家」「狂気の建築家」と称せられた。

 斜めの家は1976年に渡辺の妹夫婦の住まいとして建てられた。木造2階建てで、傾いているように見える外観が特徴だ。室内に階段はなく、1階と2階は折り返しのあるスロープでつながれている。壁には幾つもの小窓が設けられ、建物全体は潜水艦をイメージしたともいわれる。

 2000年頃から空き家となっていたが、上越市柿崎区の1級建築士中野一敏さん(48)が中心となって、斜めの家を保存・活用する再生プロジェクトを13年に始めた。

 クラウドファンディングは、宿泊体験ができるようにするため、水回りの改修や空調設備を設置する費用などを賄うのが目的だ。目標額は200万円で、渡辺の生誕100年の誕生日である14日に始まった。リターン(返礼品)として宿泊体験予約券や非売品の関連資料などを用意した。

 室内の棚や押し入れには、上越市春日新田のアーティスト石田賢一郎さん(61)が、斜めの家をモチーフに創作した作品25点を展示する。

 中野さんは「この地域の建築や文化の原点といえる斜めの家を、アート作品とともに楽しんでほしい」と話している。

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June 17, 2023 at 03:00AM
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