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名建築を一斉公開する「東京建築祭」開幕、実行委員長が語るイベントの魅力 - ITpro

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 東京で初めてとなる大規模な建築公開イベント「東京建築祭」が、2024年5月25~26日に開催される。主催は東京建築祭実行委員会で、実行委員長を務めるのは大阪公立大学教授の倉方俊輔氏だ。同氏は14年から始まった「イケフェス大阪(生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪)」や、22年からの「京都モダン建築祭」など、他の建築公開イベントに関わってきた実績がある。倉方氏は「ライトな建築ファンこそ、東京建築祭に参加してほしい」と語る。

東京建築祭のキックオフイベントの様子。写真中央が大阪公立大学の倉方俊輔教授。ゲストとして、建築家の藤本壮介氏(左)と眼鏡大手ジンズホールディングス代表取締役CEOの田中仁氏(右)が登場(写真:日経クロステック)

東京建築祭のキックオフイベントの様子。写真中央が大阪公立大学の倉方俊輔教授。ゲストとして、建築家の藤本壮介氏(左)と眼鏡大手ジンズホールディングス代表取締役CEOの田中仁氏(右)が登場(写真:日経クロステック)

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 東京建築祭の開催に先駆けて、24年5月20日に「三越劇場」でキックオフイベントを開催した。ゲストとして、建築家の藤本壮介氏と眼鏡大手ジンズホールディングス代表取締役CEO(最高経営責任者)の田中仁氏が登場。藤本氏は「建物の見た目だけでなく、建て主にも焦点が当たるといい」と語る。田中氏は「小学生や中学生に参加してほしい。今回公開する建物がどんな思いや背景で生まれたのかを知ることで、子どもたちの視野が広がるかもしれない」と期待を込める。

 東京建築祭は日本橋・京橋エリアと銀座・築地エリア、大手町・丸の内・有楽町エリアなどで開催する。プログラムは大きく2つに分かれている。誰でも自由に見学できる無料の「特別公開」と、建物の所有者や専門家らと共に巡る有料で予約制の「ガイドツアー」である。公開される建物の用途や建築年代は多種多様だ。参加者は思い思いに建物を見て回れる。

 ガイドツアーの参加は抽選で、受け付けは24年4月に終了している。抽選には希望者が殺到し、44コース全てが定員に達したという。「ガイドツアーの抽選倍率は予想以上の高さだった」と、倉方氏は反響の大きさに驚く。

 抽選に外れた人や受け付け終了後に東京建築祭を知った人も諦めないでほしい。2日間に特別公開される建物だけでも「堀ビル」や「築地本願寺」など17件ある。全て回り切るのが大変なほど充実している。参加者はあらかじめ、見学したい建物を決めておいたほうがよい。

1932年に竣工した「堀ビル」。2021年に改修した(写真:東京建築祭実行委員会)

1932年に竣工した「堀ビル」。2021年に改修した(写真:東京建築祭実行委員会)

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1934年に竣工した「築地本願寺」。建築家の伊東忠太が設計(写真:東京建築祭実行委員会)

1934年に竣工した「築地本願寺」。建築家の伊東忠太が設計(写真:東京建築祭実行委員会)

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 東京建築祭のウェブサイトなどでマップを見ると、特別公開やガイドツアーの対象になっている建物は、特定エリアに密集して立っていることが分かる。「参加者には歩いて見て回る楽しさを感じてほしい。エリアを越えて移動すると、隣接する地域でも街の性格が異なることに気付けるはずだ。東京一帯で広域に建物を公開するのではなく、あえて見学エリアは絞った」。倉方氏はイベントの開催エリアを都心に限定した狙いをこう明かす。

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May 24, 2024 at 03:00AM
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