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<デスクの道南建築散歩>⑩サークルコテージ「月」(函館市原木町) 風土に寄り添った奇才 毛綱毅曠:北海道新聞 ... - 北海道新聞

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 2025年大阪・関西万博を巡り、350億円を投じる木造の大屋根「リング」が物議を醸している。設計は釧路市生まれの藤本壮介さん(52)。規模はその比ではないが、函館市戸井地区にも釧路市生まれの建築家による異色の円形建築がある。

サークルコテージ「月」は2階建てで客室は7部屋。内装には森英恵のデザインを採り入れるなど随所に毛綱のこだわりが見られる

サークルコテージ「月」は2階建てで客室は7部屋。内装には森英恵のデザインを採り入れるなど随所に毛綱のこだわりが見られる

 戸井ウォーターパークにある1996年築のサークルコテージ「月」。装飾性や過剰性を特徴としたポストモダン建築の旗手、毛綱毅曠(もづなきこう)(1941~2001年)の作品だということは、あまり知られていない。人工池を取り囲む先鋭的な造形には当時、議論もあったという。

 毛綱作品は釧路市やその周辺に集中し、道南には一つだけ。いきさつが気になり、旧戸井町幹部や建設関係者に話を聞いた。オートキャンプ場の計画が浮上し、毛綱が自らアイデアを持ち込んだのは間違いなさそうだが、理由ははっきりしない。

反住器。毛綱の母は約40年間、実際に暮らした。窓から光が差し込み、入れ子構造が防寒の役割も果たし、住み心地が良かったという

反住器。毛綱の母は約40年間、実際に暮らした。窓から光が差し込み、入れ子構造が防寒の役割も果たし、住み心地が良かったという

 釧路へ向かった。若き毛綱が母のために建てた72年築の反住器(はんじゅうき)は、立方体の住宅の中に同じ外観の小さな立方体があり、その中に立方体の家具もある3重の入れ子構造。家具の中にも何か箱があるだろうし、家の外には都市や世界が広がる。人はその間で生きているということの「反問」「反すう」「反証」を狙ったこのデビュー作で、モヅナの名は世界にとどろいた。...

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May 27, 2024 at 02:00AM
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