津・豊が丘のこども園にツリーハウス県建築士会が協力 - 中日新聞

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完成したツリーハウスで遊ぶ子どもたち＝津市豊が丘の藤認定こども園で

　津市豊が丘二の藤認定こども園の園庭に、県産ヒノキを使ったツリーハウスが出来上がった。木材に触れ、ものづくりの楽しみを知ってほしいと、県建築士会津支部（同市久居井戸山町）が市内の保育園などに材料費だけを負担してもらう形で遊具を贈る活動の一環。園児ら約五十人が十二日、建築士らが仕上げる様子を見学した後、完成したハウスでさっそく遊びを楽しんだ。

　ハウスは高さ約四メートルの二階建て。もともと園庭の雑木林に生えていた直径四十～六十センチほどのヒノキ三本を、柱として生かした構造になっている。はしごの段数を増やしたり、落下防止のために柵の隙間を狭めたりして安全面に配慮しつつ、高さや吹き抜ける風が感じられるデザインにした。

　支部は、二〇二一年にもこの園に木造のジャングルジムを贈った。園は購入した雑木林の整備を保護者らと進めており、この際にツリーハウスもつくってもらえないかと依頼した。

　支部の建築士らは当初、安全性を重視して平屋の家を設計。だが園側から「子どもたちの挑戦心を育てたい。小さい隠れ家のような夢のあるイメージが良い」と要望を受け、打ち合わせを重ねてデザインを練り直した。二一年度中の設置を予定...

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