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開館50周年の群馬県立近代美術館 モダンムーブメント建築に 県内4件目 磯崎さん、70年代に新手法の設計:東京新聞 ... - 東京新聞

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「日本におけるモダンムーブメント建築」に選ばれた県立近代美術館=高崎市で

「日本におけるモダンムーブメント建築」に選ばれた県立近代美術館=高崎市で

 開館50年を今年迎える群馬県立近代美術館(高崎市)が、2023年度の「日本におけるモダンムーブメント建築」に選ばれた。建築家磯崎新さん(1931~2022年)の設計。一辺12メートルの立方体を基本フレームとした構造で、1970年代に新たな手法を用いて近代からの脱却を目指した重要建築物として評価された。県内の選定は4件目となる。(羽物一隆)

 選出は、近代建築の保存や活用に取り組む国際学術団体「DOCOMOMO」の日本支部が、毎年10件をめどに行っている。

 磯崎さんは60年代に展開した都市論から離れ、新境地を目指した。歴史を否定して新しい価値を生み出す近代建築で、あえて過去を振り返り、ヨーロッパ的な要素を取り入れて構成した。県立近代美術館は、こうした傾向の初期の代表作とされる。磯崎さん作品の選定は大分県立中央図書館(1966年)に続き2件目。県内では、県立ぐんま天文台(99年、高山村)も設計している。

 県立近代美術館は74年10月17日、県立公園「群馬の森」開園と同時にオープンした。同館の田中龍也学芸員は「美術館は作品とともに建築を楽しみに来る人も多い。建物のすばらしさに脚光が当たることで、展示にも力が入る。築50年となり傷みも出てくる時期だが、大事に守っていきたい」としている。

 同館は50周年記念事業として、7月13日から植物を正確に描いたボタニカル・アートの展示を英国キュー王立植物園の協力で開催。8月25日まで。開館記念日をまたぐ9月21日から11月10日までは、高崎市出身の実業家・井上房一郎氏が寄贈した作品群を中心とした「群馬からみる日本の美 戸方庵(こほうあん)井上コレクション5つの扉」を予定している。

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