神戸市灘区の阪急神戸線の踏切で23日夜に発生した特急電車と乗用車の衝突事故の影響で、阪急電鉄は24日の始発から新開地-夙川間で運転を見合わせた。近隣のJR西日本などの駅では、連休明けの出勤のため振り替え輸送を利用する会社員らで早朝から混雑した。

阪急によると、事故で先頭車両が脱線した8両編成の特急は既に現場から車庫に移動。運転再開に向け、線路や信号設備の確認を進めている。運輸安全委員会から派遣された鉄道事故調査官2人が24日中に到着し、調査を始める見込み。

大阪方面に向かうためJR六甲道駅を訪れた神戸市の男性会社員(48)は「普段は阪急を利用しているが、駅が遠くなるので早く家を出た。帰宅時には復旧していてほしい」と話した。(共同)