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通勤電車の混雑、京急は「お家芸」で回避する(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

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 都心の品川と横浜・三浦半島方面を結ぶ京浜急行電鉄。大手私鉄で最長となる12両編成の列車が本線を時速120kmで走り抜けている。その舞台裏では、信号やポイントを自動システムに頼らず、手作業で切り替えていることで知られている。 【写真】金沢文庫駅で増結する4両編成は、営業線のそばで待機する  途中駅で人身事故などの運行トラブルが発生した場合にも、ベテラン社員が列車を臨機応変に運用する「お家芸」で遅延を最小限にとどめる。新型コロナウイルスの感染拡大で通勤電車の「密」の回避が求められるなか、混雑の低減にこのお家芸が生かされている。

■増結・切り離しは日常風景  京急のお家芸が本領を発揮するのは、信号の切り替えに限らない。通勤・通学客の利用が多い金沢文庫駅(横浜市金沢区)では、毎朝、到着した8両編成の上り快特・特急に4両編成を増結。輸送力を1.5倍にして横浜・品川方面へ向かわせる。  増結した4両は品川駅の到着後に切り離し、残りの8両が相互直通運転先の都営浅草線に乗り入れていく。  途中の横浜駅などで上り列車を待っていると、「前4両は品川止まりです」と注意喚起のアナウンスが流れている。平日朝の金沢文庫駅での増結や、品川駅での切り離しの作業は京急ユーザーであれば見慣れた日常の光景だ。

 金沢文庫駅の上りは3番線と4番線が島式ホームの両側にある。朝のラッシュ時、基本的に快特が出発する3番線は後ろ(浦賀寄り)に、特急が出発する4番線は前(品川寄り)に、空の4両を増結する。これは増結車を待つ両番線の乗客の列が重なってホーム上が混雑するのを防ぐ工夫だという。同駅を毎日利用するユーザーはこの“すみ分け”をよく理解したうえで列に並んでいるようだ。  朝のラッシュが終わると、日中は泉岳寺行きまたは都営線直通の快特、羽田空港行きのエアポート急行、各駅停車がそれぞれ10分に1本ずつといったわかりやすいダイヤが続く。

 品川駅と金沢文庫駅の役割は夕方以降の帰宅ラッシュ時間帯になると逆になる。横浜方面へ向かう下り列車の場合、品川駅に都営線からの列車が到着すると、後ろに空の4両を手早くつなげて出発する。増結車は金沢文庫駅で切り離す。  ただし、金沢文庫駅でも帰宅ラッシュの反対方向である、品川方面の上り列車(8両)に4両を増結する列車がある。これは品川駅から12両の下り列車として折り返してくるために走らせている。 ■ベテラン社員「運転主任」とは? 

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August 27, 2020 at 03:10AM
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