建築状況の写真をアプリで共有名古屋の設計会社が開発 - 中日新聞

japanes.prelol.com

現場の状況が写真で分かるアプリの画面

　愛知、岐阜県で住宅の建築設計を手掛けるエグセファーム（名古屋市）は、建築工事の進み具合などを、現場と施主の顧客側が常に写真で共有するスマートフォン、タブレット端末アプリ「建築現場管理」「建設現場ＬＩＶＥ」を開発した。特許出願中で、利用を希望する同業者にも有償で提供する。

　「管理」が現場担当者の入力用で、「ＬＩＶＥ」が施主側の閲覧用。「柱脚金物」「はり接合金物」など建築の百以上の工程・施工箇所で、現場側にスマホのカメラを使った撮影を義務付け、その都度、立ち会えない施主側の画面でも表示可能になる。

　一級建築士の牧田久義代表取締役＝写真＝の「包み隠さず見せられる仕事をする」という思いを反映。衛星利用測位システム（ＧＰＳ）と連動させ、別の現場の写真の流用はできない仕組みにした。手抜き工事や施工の失敗を防ぎ、施主側の安心感につなげる。

　業者側にとっては、建築士法に基づいた施主への施工管理報告をオンライン化して業務量を抑える効果も期待できる。牧田さんは「お客さまとの信頼関係を強化する仕組みを普及させ、しっかり仕事をする建築会社に付加価値を付けたい」と話す。

　一棟あたり九千八百円の利用料で、外部の...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

Search