調布市は二十九日、新型コロナウイルス対策を踏まえた避難所開設訓練を市立第三小学校で行った。市内では昨年十月の台風19号襲来時、市境を流れる多摩川の増水などで十八カ所の避難所に約六千人が避難し、四カ所の避難所がパンク状態になった。その教訓を生かそうと、市はスマートフォンを使った新型の避難所情報共有システムを導入し、混雑状況の「見える化」を試した。 (花井勝規)
訓練には、市職員や市民ら約八十人が参加した。コロナ対策を意識し、受付には非接触型の検温装置や手指の消毒液を配置。密を避けるため、一区画三メートル四方の避難スペースを設け、段ボールの間仕切りやベッドを置く練習をした。
導入した新情報共有システムは、ソフトウエア開発会社「サイボウズ」が開発したもの。避難所の受付で渡されるQRコードを避難者が自分のスマホで読み取り、何人で訪れたかを入力するとリアルタイムで混雑状況に反映される。避難所内でコロナ感染者が出た場合は、避難者のメールアドレスに濃厚接触の可能性を通知する仕組みもある。
各避難所の要員や、多摩川の堤防に待機する消防団員が災害対策本部に連絡する際には、システムの中のトランシーバー機能を使う。やりとりの音声が自動でテキスト化されるほか、位置情報を伴う画像の共有もできる。
市総合防災安全課の窪田秀文課長は、コロナ対応を念頭に、「訓練で従来よりもかなり少ない人数しか収容できないことが分かった」と話し、避難所の増設などを検討する考えを示した。
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