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公共実績問わない愛知県西尾市のコンペ、横浜の斎藤信吾氏が獲得 - ITpro

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 愛知県西尾市は「西尾市生涯学習センター(仮称)設計者選定設計競技」の最優秀案に、斎藤信吾建築設計事務所(横浜市)の案を選定したと2023年9月26日に発表した。西尾市と西尾市教育委員会は、現在の「中央ふれあいセンター」と「にしお市民活動センター・アクティにしお」を統廃合して、多目的な複合施設「生涯学習センター(仮称)」の建設を計画している。本コンペはその設計者を選ぶためのものだ。

 一般的に、公共建築設計のコンペでは過去の実績を求めるケースが少なくない。しかし本コンペは公共建築設計の実績を有することを参加要件とせず、広く門戸を開いて多様な案を募った。結果、提案図書の提出数は152件に上った。今回選ばれた斎藤信吾建築設計事務所の斎藤信吾代表は、公共トイレの設計経験はあるが中大規模公共建築の設計は初めてとなる若手設計者だ。

上空から見た敷地写真。建設地は移転予定のテニスコート跡地と西尾公園の一部、文教地区の一角だ。周辺には西尾市歴史公園(西尾城跡)や西尾市資料館などがあり、街の歴史が感じられる(出所:愛知県西尾市)

上空から見た敷地写真。建設地は移転予定のテニスコート跡地と西尾公園の一部、文教地区の一角だ。周辺には西尾市歴史公園(西尾城跡)や西尾市資料館などがあり、街の歴史が感じられる(出所:愛知県西尾市)

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 建設地は西尾公園の一部と西尾公園テニスコート移転後の跡地だ。西側には多様な生態系が見られる二の沢川が流れ、北側には江戸時代に六万石の城であった西尾城の城跡があるなど、自然や歴史が感じられる場所だ。ここに子育て・教育施策の中核を担う施設として生涯学習センター(仮称)の建設を計画する。

北マケドニア出身のフィルフォヴァ・ネダ氏(名古屋市立大学芸術工学部講師)によるデザインのチラシ。三角形型の敷地と、2次審査に残った多様な5案をモチーフにした(出所:愛知県西尾市)

北マケドニア出身のフィルフォヴァ・ネダ氏(名古屋市立大学芸術工学部講師)によるデザインのチラシ。三角形型の敷地と、2次審査に残った多様な5案をモチーフにした(出所:愛知県西尾市)

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 西尾市は23年7月4日に2次審査に進む応募者5組を発表。9月9日に、15分のプレゼンテーションと選定委員会による質疑から成る2次審査を行った。2次審査の様子も一般公開し、現地では市民や関係者ら100人ほどが観覧した。さらに「多くの人に見てもらいたい」という思いから動画配信も行い、アーカイブされた動画は現在も視聴可能だ。

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October 27, 2023 at 03:00AM
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