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名建築を味わうイベント、大阪市で開催 普段は立ち入れない建築も:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

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村井隼人

 大阪市にある多彩な建築を知ってもらおうと、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)2023」が28、29日に開催される。民間企業や専門家、大阪市などでつくる実行委員会主催。今回で10回目で、公共・民間の173の建築が対象となる。建築の一斉公開イベントとしては日本最大規模という。

 見どころの一つは、普段は関係者しか入れない建築だ。竹中工務店の大阪本店ビルである「御堂ビル」(1965年建築)や、「原田産業大阪本社ビル」(28年建築)などを見学できる。黄竜山石と大理石を混ぜた外壁の「三井住友銀行大阪本店ビル」(26年建築)も休日に公開する。

 実行委員で近畿大の高岡伸一准教授によると、大阪は大正末の25年ごろから「大大阪時代」と呼ばれる時代が始まり、民間で近代的な建築が増えた。23年の関東大震災を見た大阪の財界人が、耐震耐火の建築の必要性を感じたことも背景にある。

 イベント名に「生きた」とつけたのは、「現役の建物として、生き生きと使われていることに価値を置く」という考えからだ。文化財としてみれば建物は改変されたり、使い方が変わったりすれば、価値は「目減り」する。だがイケフェス大阪では「改変されてきたことも歴史」とする。例えば「北浜レトロビルヂング」は12年に社交クラブとしてできたが、今は紅茶と洋菓子の店として使われている。

 高岡准教授は「一つひとつの建築に歴史があり、物語がある。歩いて回れる範囲に、こんなにあるんだと再発見してほしい」と話している。

 見学は事前申し込みが必要なものがあるが、かなりの建築は申し込み不要・原則無料。ガイドツアーやワークショップを用意しているところもある。対象は公式ホームページ(https://ikenchiku.jp/ikefes2023/別ウインドウで開きます)で紹介しているほか、書店などでガイドブック(税込み990円)が販売されている。(村井隼人)

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October 25, 2023 at 07:26PM
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