「鉄材はもとより諸材料一斉暴騰を来(きた)し、(略)国家経済は急速に戦時体制への移行をなすところ…」
日中戦争が勃発した翌年の1938(昭和13)年、現在の県庁本庁舎が完成した。冒頭の文章は、庁舎を施工した戸田組(現戸田建設、東京)の社長、戸田利兵衛(当時)が落成記念の冊子に寄せたものだ。困難な情勢の中で、3年近くかけて完成させたことに「弊社は文字通り総動員を以(もっ)て昼夜兼行、鋭意献身的努力を傾注」と述べている。
本庁舎は鉄骨鉄筋コンクリートの地下1階、地上6階建て。陶磁器の生産が盛んな土地柄から、外壁にはタイルを使っている。建物は一見西洋風だが、特徴的なのはやはり城郭風の屋根だろう。「...
本庁舎は鉄骨鉄筋コンクリートの地下1階、地上6階建て。陶磁器の生産が盛んな土地柄から、外壁にはタイルを使っている。建物は一見西洋風だが、特徴的なのはやはり城郭風の屋根だろう。「...
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