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登録建築家資格を考えるセミナー/問われる制度の意義/JIA近畿 - 日刊建設通信新聞

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【あり方巡り意見交換】
 どうする「登録建築家」――。日本建築家協会(JIA)近畿支部は24日、セミナー「これからの登録建築家を考える」を綿業会館(大阪市)で開いた。制度開始から20年近く経過、認定者数が減少しているJIA登録建築家資格制度のあり方を考えようと企画。トークセッションなどが行われた。 トークセッションのメンバーは橋本修英氏(アーキテック)、今津康夫氏(ニンキペン1級建築士事務所)、畑友洋氏(畑友洋建築設計事務所)と、JIA本部の職能・資格制度委員会委員長を務める内野輝明氏(内野設計)。「登録建築家」である橋本・内野氏に対し、若手の今津・畑の両氏は非「登録建築家」。倉方俊輔大阪市大准教授がモデレーターを務めた。
 倉方准教授は「登録建築家の運動自体は正しいものだった。問題は、なぜそれがうまくいっていないかだ」と指摘した。これに対し「会員に登録建築家認定を義務化すべき」(橋本氏)、「現行の制度は考え直す必要がある」(今津氏)、「時代にあわせた実務訓練が必要」(畑氏)といった声があがった。会場の参加者からも「登録建築家の数を増やしたいのであればメリットが必要」「JIA会員を全員登録建築家にすれば良い」などさまざまな意見が寄せられた。
 セミナーを主催したJIA近畿の井上久実支部長によると、登録建築家制度はJIAの活動機軸とされながらも登録者数が減少傾向にあることから、制度そのものの見直しを求める声もあがっているという。一方で登録建築家認定はJIA会員外にも門戸が開かれていることから、「JIA会員でない登録建築家の処遇をどうすべきか」(橋本氏)といった指摘もある。
 司会を務めた萬野光雄氏(萬野光雄建築設計事務所)は「前向きなアイデアを求めたいと企画した。(制度のあり方について)国土交通省の認定民間ライセンス化を図るといった方法も含め、今後検討できれば」と話す。
 登録建築家は、建築家の職能確立を旗印に掲げるJIAが建築家の法的位置づけを目指し03年度にスタートさせた。登録数のピークは07年度の約2500人。15年度の規定改定で正会員は原則登録建築家になることが求められ、登録数は約2000人規模まで回復するもその後再び減少、19年3月時点で正会員数約3500人に対し登録建築家の数は約1790人にとどまっている。

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January 28, 2020 at 04:08AM
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