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神戸市参加のスタジアム混雑緩和プロジェクト、日本オープンイノベーション大賞で特別賞 - 日経BP

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 兵庫県神戸市がデンソーテン(兵庫県神戸市)、楽天ヴィッセル神戸(兵庫県神戸市)、楽天モバイル(東京都世田谷区)、神戸大学と取り組んでいる「異業種連携によるイベント時混雑緩和と地域活性化ソリューション」が、第5回 日本オープンイノベーション大賞(主催:内閣府)の選考委員会特別賞を受賞した。

 「異業種連携によるイベント時混雑緩和と地域活性化ソリューション」は、神戸市が所有し、楽天ヴィッセル神戸が管理・運営するノエビアスタジアム神戸の来場者にスタジアム周辺の公共交通機関の混雑状況を配信するスマートフォン(スマホ)のアプリを提供して、スタジアムおよびその周辺での待機を推奨。これによって帰宅時間の分散を促すとともに、指定されたエリア内で待機する来場者のアプリには、スタジアム内のグッズ販売店や周辺の提携店舗で使用することができるポイントを待機時間に応じて付与した。さらに、スタジアム内の混雑状況が分かるライブ映像の配信、イベント会場内だけで利用できるヴィッセル神戸に関するクイズの出題、混雑の少ない場所でタクシーに乗車できるよう複数の乗り場候補を提案するタクシー呼び出しといった機能をアプリに搭載した。

現状の課題と実証実験のスキームのイメージ(出所:デンソーテン・神戸大学、楽天モバイル)

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現状の課題と実証実験のスキームのイメージ(出所:デンソーテン・神戸大学、楽天モバイル)

実証実験のアプリ画面イメージ(出所:デンソーテン・神戸大学、楽天モバイル)

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実証実験のアプリ画面イメージ(出所:デンソーテン・神戸大学、楽天モバイル)

 このソリューションは、スポーツ観戦・コンサートといったイベント終了後の混雑を緩和して新型コロナの感染リスクを低減するとともに、スタジアム周辺の経済を活性化することが目的だ。もともと神戸市の研究活動助成プロジェクト「大学発アーバンイノベーション神戸(2020年度)」が公募・採択した研究であり、2021年にはデンソーテン、楽天モバイル、神戸大学の3者が実証実験を実施した(関連発表)。

 2022年には、実証実験で使用した機能の一部をヴィッセル神戸の公式アプリに「Check-in~ピーク時間を避けてお得に帰宅!」サービスとして搭載し、周辺の連携店舗で使用できるポイントを待ち時間に応じて付与した(「Check-in~ピーク時間を避けてお得に帰宅!~」サービス開始のお知らせ)。日本オープンイノベーション大賞では、「待つ」ことに新たな付加価値を提供したことに加えて、実証実験を踏まえてヴィッセル神戸のサービスとして、2022年のシーズン中に実際に導入した点が評価されたという。平均来場者数1万1000人の試合観戦において、1試合当たり平均331人が利用。利用者のうち約40~50%がイベント終了後に15分以上待つことを選択した。

 日本オープンイノベーション大賞は、組織の壁を越えて知識や技術、経営資源を組み合わせるオープンイノベーションを推進するために国が主催している表彰制度。2018年度から毎年開催されており、第5回となる今回は選考委員会特別賞のほか内閣総理大臣賞、科学技術政策担当大臣賞、総務大臣賞、文部科学大臣賞など13の賞で計17の取り組み・プロジェクトを選定して、2023年2月15日にオンライン形式の表彰式を開催した。

第5回日本オープンイノベーション大賞を受賞した取り組み・プロジェクト一覧(出所:内閣府)

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第5回日本オープンイノベーション大賞を受賞した取り組み・プロジェクト一覧(出所:内閣府)

・発表資料

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February 24, 2023 at 06:37AM
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