松坂 ユニホーム姿披露しブルペンで立ち投げ１６球「いっちゃえって感じ」（東スポWeb） - Yahoo!ニュース

　西武に復帰した松坂大輔投手（３９）が３日、宮崎・南郷キャンプで背番号「１６」のユニホーム姿を初披露。午前中の投内連係後、初めてブルペンに入り主戦捕手・森友哉を相手に立ち投げで力強く新背番号の数「１６球」を投げ込んだ。

　その時は突然やってきた。午前中に組み込まれていた投内連係で古巣復帰後初めて真新しいホーム用ユニホームの背番号１６を披露した松坂が、そのままブルペンへと降りると大勢の報道陣が待ち受ける中、気温わずか１２度の肌寒さも気にせず半袖姿のままブルペンに入った。

　緊張の面持ちのままミットを構える森に向けトレードマークであるワインドアップから練習で１１球。そしてプレートに右足を掛け力強く立ち投げながら１６球を投げ込んだ。

　どこかをかばうようなしぐさもなく、ゆったりバランスのいいフォームから１３０キロ前半程度の重い球が森のミットを叩いた。最初から決めていたのであろう新背番号の数だけ投げ終えた松坂は受けた森と二、三、会話を交わすと後ろで見守っていた西口投手コーチと笑顔でこの日の１６球を振り返っていた。

　投球を終え「投げたかったから、まあ、いっちゃえという感じ」と語った松坂。受けた森は「めっちゃ緊張しました。投げる前に『受けさせてください』と言っていて、昨日ぐらいに投げると聞きました。もうレジェンドです。（力加減は）まだ６０％ぐらいと言っていましたけど、これからどんどん球質も良くなると思う。それでも指にかかったボールは強かった。また終わった時に『次投げる時は捕らせてください』とお願いしました」とコメント。

　その球筋、森の捕球音、そしてその受けた感想の全てが３９歳になった松坂大輔に対する再起の期待を抱くに十分なパフォーマンスだった。

東京スポーツ

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